はじめまして、アイキューブドシステムズでサーバーサイドのエンジニアとして働いているimamuraです。
アイキューブドシステムズがGold Sponsorとして協賛させていただいたRubyKaigi 2023にエンジニア4人で現地参加してきました!舞台は長野県松本市です。
周りを見渡せば、高い山々に囲まれていて、自然を間近に感じられる素敵なところでした。
感想も交えて参加前の準備や現地参加の魅力、セッションについて共有したいと思います。
- 参加前にした方が良いこと
- 現地参加のメリット
- コミュニケーションの大切さを再認識できる
- 興味を引く宣伝方法や採用戦略について考えるきっかけができる
- 美味しいものを食べられる
- 印象に残ったセッション
参加前にした方が良いこと
参加を検討される方は学びに貪欲な方だと思います。その学びや経験を最大化するために必要だと感じたことを2つ挙げます。
1. セッション内容の予習
専門性の高いセッションが多いので、背景知識がないとついていけなくなる可能性があります。セッションの概要はイベントのWebサイトで事前に公開されるため、タイトルや概要を確認し、知らない用語を調べるなどして背景知識を整えておくことで、理解がスムーズに進むと思います。
2. 英語力向上
セッションは日本語と英語、半々くらいでした。興味のあるセッションが英語の場合、しっかり聞き取って理解を深めるためにもリスニング力は必要です。また、スライドは見た限り全て英語で書かれていたため、リーディング力も必要だと思いました。
さらに、スピーキング力も高めることでRubyKaigiに参加している外国籍のRubyistの方々ともコミュニケーションを取ることができ、より有意義な時間を過ごせると思います。
現地参加のメリット
コミュニケーションの大切さを再認識できる
弊社は、コロナの感染拡大が落ち着いてきた頃にフルリモートワークから原則週1出社(例外あり)に変わりました。フルリモートワークよりも質問をするハードルが下がり、一人で悩み込んで時間をかけすぎてしまうことが減りました。また、雑談をする機会が増えて、社内のコミュニケーションが円滑になったと実感しています。
RubyKaigiでも、Official PartyやAfter Party、ブース訪問でコミュニケーションの機会がありました。ブース訪問では、 どんなプロダクトを作っているか、社内コミュニケーションツールは何か、Rubyのバージョンアップ時の苦労話など、情報交換を活発に行いました。自社の成長につながる新たなアイデアや知見を得ることができました。
今回のイベントでますますコミュニケーションの大切さを再認識できました。
興味を引く宣伝方法や採用戦略について考えるきっかけができる
RubyKaigiに参加して印象に残っている会社を紹介しようと思います。
株式会社ZOZOさんがノベルティで配布していたZOZOMATは、上に足を置いて、スマホで簡単に足の3Dサイズが計測でき、さらに適切な靴選びが可能になるという画期的なものです。技術力をアピールし、自社で得られるエンジニアスキルをイメージしやすくすることで、会社にマッチしたエンジニアの応募増加を狙っていると思いました。
また、セッション前にPRしているある会社のCMは非常にインパクトがあり、記憶に残るものだったので、今後CM製作をすることがあれば、参考したいと思いました。
ブースでは、ステッカーやTシャツ、お菓子などの様々なノベルティが配られていたので、どのような狙いでそのノベルティを製作しているか考える機会になりました。 会社のロゴ入りTシャツを配布している会社は、イベント後もTシャツを着ることによる継続的周知を狙っているかもしれません。 また、食べ物を用意している会社は、食べ物でたくさんの人を集めて、興味深いブース出展で印象を残す戦略かもしれません。 戦略はそれぞれですが、興味・関心の獲得、周知のために何が必要かを考えるきっかけになる非常に良い機会でした。
美味しいものが食べられる
お弁当の紹介
初現地参加のため、勝手が分からず、お昼ご飯はどうするべきか迷っていましたが、全日程でお弁当が用意されていて、外に食べに行く必要はありませんでした。
4種類ほどから選ぶことができました。写真のお弁当は、ベジタリアンの方も食べれるように用意されていたもので、野菜だけでもお米が進みました。
After Party
立食形式で、色々な方々とコミュニケーションを取って楽しみました。Official Partyで知り合えた方と再会し、話が弾みました。このような出会いは本当に大切にしたいです。 食べ物は唐揚げ・焼き鳥・たこ焼き・馬刺し・鹿肉など、どれをとっても絶品でした。松本市に行かれる方はぜひ行ってみてください。
印象に残ったセッション
そもそもどんなセッションがあるのか気になる方のために、参考までに今回参加して印象に残ったセッションを紹介します。
Introduction of new features for VS Code debugging
VS Codeのデバッグのための2つの新機能Trace InspectorとDebug Visualizerの紹介です。
詳しくは上のリンクに飛んでいただけますと幸いですが、これらの新機能により、様々なメリットがあると思いました。 例えば、コードデバッグとトラブルシューティングです。 プログラムが期待通りに動作せず、特に複雑なデータ構造の場合、デバッグが難しくなることがあります。Debug Visualizerは、変数の内容やデータ構造を視覚化するため、問題を素早く特定しやすくします。例えば、配列やハッシュの中身をグラフやテーブルとして表示することで、データの変化やパターンを把握しやすくなります。
その他にもコードレビューやドキュメント作成などにも活用できそうです。
Eliminating ReDoS with Ruby 3.2
Ruby3.2では正規表現のマッチングに修正が入り、ReDosの脆弱性がほぼほぼ解決されたという内容です。
ReDosとは、正規表現の分岐処理の際にバックトラックが増えてしまう脆弱性を利用した攻撃のことです。セッションでは、実際に入力値に対して条件分岐が走り、指数関数的に検索時間が増えることで起こるReDos脆弱性のケーススタディを見ることができました。
セキュリティや安定性、パフォーマンス、信頼性、保守性、コード品質の向上を期待でき、嬉しいことづくしだと思い、興味が湧きました。
感想
セッション内容・交流・食べ物・景色など全てのことを楽しむことができる現地参加は最高でした。
Rubyを作っている方とお会いできたり、社外のエンジニアの方との繋がりも作ることができて、とても有意義な時間を過ごせました。
大いに刺激を得て、新たな知識や今後のブース出展のヒントも得られたので、会社に持ち帰って今後に活かしたいと思います。
来年は沖縄で開催されます。 興味ある方はぜひRubyKaigiに現地参加してみてはいかがでしょうか!
最後に
株式会社アイキューブドシステムズでは、一緒に成長していける仲間を募集しています。
また、カジュアル面談・エントリーも、下記のページから随時受け付けています。
新卒採用 www.i3-systems.com
キャリア採用 www.i3-systems.com