こんにちは、サーバーサイドエンジニアの @YusukeIwaki です。 今年も昨年に引き続き、個人開発活動の延長で登壇しつつ、株式会社アイキューブドシステムズの会社として、Kaigi on Rails 2024 にゴールドスポンサーとして協賛し、現地でMDM1 の紹介ブースを出し、2日間盛り上げさせていただきました。
エンジニアの登壇については、今年も個人ブログで何かを書いているのでそちらに任せるとして、この記事では会社としてKaigi on Rails 2024 にどのような準備・作戦でブースを運営したかを中心に共有できればと思います。
ブースの準備
Kaigi on Railsでの現地ブース出展は今年で2度目になります。今年は去年よりも会場が広くなったことから、よりブースも増えて盛り上がりを見せることは予想ができました。そのため、ブースの準備も前年の反省を活かして「もっと面白いことできないか?」と自問自答しながら張り切って実施しました。
"必殺アイテム"の選定
ブースを出展しても、ノベルティを並べて淡々とCLOMO MDMの製品説明をするのでは面白くありません。これは去年も記事で書いていましたが、ブースを盛り上げるための"必殺アイテム"を用意する必要があります。
去年の「フラッシュあんざん」が想像に反して地味だったという反省から、今年は趣向を大きく変えて「タイピングゲーム」を必殺アイテムとしました。
なんでタイピングゲーム?かというと、たまたまエンジニア同士で雑談していたときの話の流れから着想したものです。
- 最近の子どもはタイピングゲームを小さい頃からやっていて、小学生でもめちゃくちゃタイピングが速い
- タイピングゲームってヘボン式ローマ字じゃない物が多いから、ちゃんとヘボン式のやつ("し"を "shi"って打つもの)作ってみたいよね
- エンジニアの生産性って割とタイピングスピードに左右されるところ大きいよね
docker compose
とかbundle exec rails c
とかを打つ速さ結構重要
それぞれの話題は別の場所で交わされた雑談でした。ただ、これらを融合すると bundle exec rails cとかを打たせる鬼畜なタイピングゲーム ができあがります。
これがあると、「こんにちは、お元気ですか」を打つのが子どもより遅くても「bundle exec rails c」を子どもより速く打てるおとうさん/おかあさんカッコイイ!ってなるじゃないですか。そして、Kaigi on Railsの参加者には優しいおとうさん/おかあさんたちも多く参加されています。
また、ブース出展が終わってからも、新卒研修だったりアプリ開発トレーニング題材だったりでタイピングゲームを流用する機会はいくらでもありそうです。作っておしまい、とはならないことも判断材料として、今年はタイピングゲームにしようと決めました。
目的・シナリオの明確化
去年の反省記事には「ブースで説明する内容は、基本アドリブで」と書いていて、その方針自体は間違っていなかったと書いていました。ただ、アドリブゆえに人によって紹介する内容が違ったり、その場しのぎになったりしてしまうのは、ブースを訪れる側からすると気持ちが良いものではありません。
そのため、今年は、 どのような目的で何を触ってもらい、何を得て帰ってもらうか? を明確にするところから始めました。(といっても、「タイピングゲーム」という必殺アイテム駆動で実際には考えていて、後付け感満載ではありますが...苦笑)
- MDMをそもそも知らない人がほとんど
- リモートでアプリが入ったり消えたりする、というのは去年も反応が良かった
- 機能を"制限"させるツール、っていうイメージをもたせたくないね
- アプリのインストールを一括でできるとか、使わないアプリを見せなくして1個のことに集中するためのデバイス、とかそういう見せ方がいい
- Railsに詳しいサーバーサイドエンジニアに対してMDM紹介しておもしろい?
- 中の仕組みを知りたい人も多い
- MDMの仕組みはAndroidだとAPIも簡単に利用できるけれど、ほとんど知られていない
- 去年、JSONを書き換えてアプリが入る、って部分は食いついてくれる人が何人かいた
などの検討を重ねた結果、目的は1つにはまとまらなかったものの、ブースで紹介するシナリオベースで何を知って持ち帰ってもらうかが明確にはなりました。
去年はつくらなかったブースのシナリオも今年は6パターンくらい作って、誰でも手順を見たら対応できるようにしておきました。
当日のこと
アイキューブドシステムズのエンジニアは福岡オフィスで活動している人がほとんどですので、東京の会場に行ってから「あ、◯◯持って来るの忘れた!」となっても取りに戻ることはできません。
持って行くものリストを作って、一部の物品は東京オフィスのメンバーに手配してもらったりしながら連携して進めました。
ただ、それでも当日1個だけトラブルがあり、 ディスプレイの電源アダプターのコンセントの口が、会場に用意されたコンセントにささらない というハプニングがありました。
私がたまたま会場入りが他のメンバーよりも遅かったので、東京オフィスに電源アダプターを借りてから行くことで解決はしましたが、来年からは気をつけねばと反省しました。
さあ、楽しむぞ!
今年は6人が参加しました。
Kaigi on Railsのセッションを聞くのはもちろんのこと、各社のブースを回ってそれぞれの会社の紹介や悩みなどをお話したり、普段の福岡では体験できない規模感のイベントをそれぞれ楽しんでいました。
ブースの方も、 去年のフラッシュあんざんとは打って変わって、タイピングゲームに対しては真剣になるエンジニアが続出 でした。実はこっそりMDMの機能を使ってタイピングの出題難易度を変えたりはしていたのですが、おそらくそこまで印象には残せていなくて「タイピングゲームを作って出してたあの会社」くらいの印象付けになっていたのが少し反省ポイントです。
また、去年と同様にMDMを使ってアプリをインストール/アンインストールする実機デモと、専用端末の実機デモは今年も好評でした。タイピングゲームじゃない側面からブースを訪れてくれた方々には特に、しっかりMDMの良さ・機能性を伝えることができたと思います。
ちなみに、私(YusukeIwaki)自身は、今年は1日目だけしか現地参加ができませんでしたが、ブースは2日目のほうがメンバーのみんなが見せ方を工夫したりで盛況だったようで、もう来年は私が出る幕はなさそうです(苦笑)。
また来年!
Kaigi on Rails 2024は、現地開催2年目でしたが、イベントの規模が去年の比じゃなく大きかったですね。
アイキューブドシステムズのエンジニアメンバーの多くは、普段は福岡で開発をしているため、この規模のイベントに参加する機会はとても貴重です。またそのような中で、場を盛り上げる一員として頑張れたと参加メンバー(とくにブース企画メンバー)の全員が感じでいるでしょう。
また来年もぜひ機会があればKaigi on Rails 2025で出展をして場を盛り上げる役に立ちたいと考えています。Kaigi on Rails 2024の運営の皆さま・参加された皆さまには本当にお世話になりました。どうもありがとうございました。また来年もどうぞよろしくお願いいたします。
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