i Cubed Systems Engineering blog

株式会社アイキューブドシステムズの製品開発メンバーが、日頃のCLOMO開発の様子などを紹介します。

新卒でいきなりリモートワークってどんな感じなの?と気になる方へ

初めまして、私たちは2021年4月に新卒社員で入社したimamura3iNishiyama-i3MiyazakiTakayukiです。突然ですが、私たちは入社してから現在に至るまで1度しか出社したことがありません。つまり、研修も、その後の業務も、全てリモートで行っています。

今回は2021年新卒記事の前編として、Nishiyama-i3とMiyazakiTakayukiが研修に関することについてご紹介していきます。後編ではimamura3iが研修以外で感じたことについてまとめる予定なのでそちらもご覧いただけると幸いです。

今回の主なトピックとしては、

  • 研修内容
  • リモートで研修をするにあたってのサポート
  • 研修の成果

の3つになります。それではまずは研修内容の紹介から始めていきます。

研修内容とその流れの紹介

さて、研修内容の紹介ですがこの章はNishiyama-i3が担当していきます。まずは私たちが研修期間に行ったことを紹介します。研修の流れは下の図に示した通りです。期間としては4月の頭から8月の末までの5ヶ月間で、基本的に2週間を1サイクルとして様々な研修に取り組みました。

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図1

新卒全体研修

この研修では製品の基礎知識やビジネスマナーなど、どの部署でも役立つことを学びました。その中でも最も印象的だったのはグループワークです。

2021年4月入社の新卒社員は全員で7人います。グループワークではその7人を二つのグループに分けて、グループ対抗でテーマに沿ったプレゼンを行いました。与えられたテーマは「CLOMOを広めるためにどんなことをするべきか」でした。市場や競合他社など色々なことを調べて意見を出し合いながら試行錯誤したことは、製品について知るという意味でも、仲間と協力することを学ぶという意味でも、いい経験になりました。

それでは次に製品開発運用本部配属後の研修について紹介していきます。

製品開発運用本部での研修

5月からは配属先での研修がスタートしました。まずは業務体験研修から説明していきます。

業務体験研修について

業務体験研修は製品検証課と製品企画課の2つの課で行いました。それぞれの課を簡単に説明すると、製品検証課は製品の品質を、製品企画課は製品のマネジメントを担当しています。これらの研修の中で、製品検証課では主に製品知識と製品テストについて、製品企画課では企画立案とプロジェクトのマネジメントについて学び、体験しました。

これら研修で初めて、私は「コードを書く」以外の開発に触れました。学生時代にプログラミングを勉強しているときはコードを書くことばかりに目を向けていて、作ったものが商品として世に出ていくという感覚がなかったのですが、実際に会社として商品を作るとなると、コードを書くばかりではなく、出来上がったコードがきちんと動くか確かめたり、進捗やリリースを管理したり、その他にも様々な役割を持つ人が集まって初めて開発を進めることができるのだとこの研修を通じて感じました。

それでは次に技術研修についてみていこうと思います。

技術研修について

全ての研修について語りたいところなのですが、量が莫大になってしまうのでここでは、

  • 急遽追加の動画講座
  • 実践で学ぶCLOMOへの機能追加
  • 初めてのXamarin開発/C#

と題して、この3つについて話していこうと思います。

急遽追加の動画講座

まず初めに「急遽追加の動画講座」についてですが、これは図1の「動画講座」に当たります。弊社では「Schoo」という学習用の動画サービスを利用しており、それを使った研修です。この研修ではGitやRuby、C#の基礎的な部分やロジカルシンキングなど、実際の業務に必要な知識を体系的に学ぶことができました。次に、なぜ急遽追加されたのかについてですが、私たちは経験が浅かったこともあり、実際の業務に入る前に、業務で使用される技術についてさらに理解を深めておきたいと思っていました。そのことを定期的に開催される上長や先輩社員との面談で話していたところ、その声に応える形で、この研修が追加されたのです。

実践で学ぶCLOMOへの機能追加

次に「実践で学ぶCLOMOへの機能追加」についてです。これは図1で言うと「MDM演習」に当たります。MDMとはMobile Device Managementの略でスマホ、PC、タブレットなどを管理する仕組みのことを指します。

この研修では実際にCLOMOへの機能追加を行います。そんなこと新卒には荷が重いのでは、という声もあると思いますが、安心してください、機能追加といってもお客様に影響が出ない環境で、あくまでも研修の一環として行われるものです。失敗してもお客様に被害が出ることはないので伸び伸びと学習に集中できます。

私はこの研修の中で初めて自社の製品のソースコードやサーバーのログを読んだのですが、正直に言うと初めは面食らいました。コードもログも量が多く、新卒の私には手に負えないと思ったからです。しかし、先輩に質問しながら日々取り組んでいるうちに少しずつコードやログの量に圧倒されなくなり次第に立ち向かうことができるようになっていきました。

初めてのXamarin開発/C#

最後に「初めてのXamarin開発/C#」です。こちらは私たち3人ともXamarinを触ったことがなかったのでこのように銘打っているのですが、図1の「Xamarin・C#研修」に当たる部分です。そもそもXamarinとは何かというと、AndroidアプリやiOSアプリのコードを一部共通化して開発を進める事ができるフレームワークで、C#はその中で使われる言語です。

私自身モバイルアプリ開発には全く触れたことがなく、何もわからない状態からのスタートでした。研修はチュートリアル形式で進み、ドキュメントを通してiOSアプリ開発の基礎的な部分を学びました。

全くの未経験だったので本当に基礎的なことでつまづいてしまうこともあったのですが、サポート担当の先輩が、質問するたびに丁寧に教えてくださったおかげで解決していくことができました。

そして最終的には簡単なアプリを1つ、自分で作ることができました。この研修期間中に自分でアプリを作れるようになるとは思っていなかったので、簡単な物でも完成した時は素直に嬉しく思いました。

以上が研修の大まかな説明になります。

さて、ここまでは研修の内容に焦点を当ててきましたが、次の章からは「リモートで研修をするにあたってのサポート」に注目していきたいと思います。リモートでの研修は正直どうなの?やりにくくないの?と思われている方はぜひ、次の章も読んでいただけると、その疑問にお答えできるのではないかと思います。

リモートで研修をするにあたってのサポート

この章はMiyazakiTakayukiが担当します。私たち2021年4月に入社した新卒メンバーは全員フルリモートで研修を行いました。先程ご紹介した研修内容も全てリモートで実施しました。リモートで実施される研修がどのようなものなのか、またどのようにサポートしていただけるのかとということを疑問に思う方も多いと思います。実際に私も研修が始まるまでは本当にリモートで研修をやっていけるのか不安でした。ここではリモートでの研修がどのようなものだったのかを紹介します。

結論から言うとリモートだからといって研修で何か不自由を感じることはありませんでした。不自由を感じなかった理由としてはさまざまなサポート体制が準備されておりサポートが充実していたからです。リモートでの研修を行うにあたり以下のようなサポートがありました。

  • メンター制度
  • Teamsの新卒質問スペース
  • 夕会
  • 日報

メンター制度

弊社では新入社員に対して1人のメンターが付きます。メンターとは定期的な面談を行います。それ以外にも研修についてのアドバイスをもらったり、研修以外の相談事などをしたりします。リモートで働く新卒の立場としてはこのメンター制度がとてもありがたかったです。定期的な面談では仕事外の話などもしてコミュニケーションをとることもできます。また日頃思っている不安などちょっとしたことでもメンターに相談することで解決することが多かったです。リモートで働く上でこのメンター制度があるおかげで不安を持たずに働けています。

Teamsの新卒スペース

リモート環境での会話や情報共有は新卒の私たち含め社員全員Teamsを利用しています。今回の研修で私たち新卒のために「FY21新卒部屋」というスペースを用意していだだきました。

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図2

このスペースに研修でわからないこと、疑問に思ったことなどを質問しています。

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図3

ここで質問をすると先程紹介したメンター以外にも本当にたくさんの方から質問に対する回答やアドバイスなどをいただけます。この質問スペースがあるおかげで質問する人や場所を選ばずに気軽に質問することができました。また、わからないことを立て続けに質問してもすぐに回答をいただけるので研修でわからないとこがあって進めないということにはなりませんでした。

夕会

夕会はビデオ会議で開催され、その日に行った内容の報告、疑問に思っていること、詰まっていることなどをメンターと共有します。毎日17:30から新卒メンバー3人とそれぞれのメンターの合計6人で行なっていました。

今振り返るとこの夕会でリモートでの研修の不安が解消された部分が多かったと思います。チャットではできなかった質問をしたり、研修を行なっている中で自分では気づけていない間違いなどをこの時間に指摘していただき改善する機会になりました。また、「急遽追加の動画講座」の項目でも書きましたが動画学習はこの夕会で「GitやRubyの知識に関してまだ不安がある」ということを言ったことで追加していただきました。チャットではなく会話する機会が1日に1回あったことはとてもよかったと思います。

日報

日報はその日の実施事項、理解できたこと、わからなかったこと、質問、感想などを記入します。この日報はメンターや研修担当者の方はもちろん、製品開発部のメンバーのさまざまな方に見ていただきます。

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図4

この日報でいただいたコメントが研修の役に立つこともありましたし、たくさんコメントをいただけることでモチベーションへも繋がります。また、学生時代は多数の人に読んでもらう文章を書く機会というものはあまりないと思います。しかし、社会人になると多数の人に読んでもらう文章を書く機会はたくさんあります。この日報もその1つです。ですが日報は研修の一部なので文章を書く練習としてもとてもいい機会になります。実際に私も間違った文章や言葉を使ったこともありましたが、コメントで指摘をいただき少しづつ改善しています。このように、日報は研修を行う上でのアドバイスをもらう場であったり文章を書く練習の場であったりととても良い経験になりました。

研修の成果

ここまで紹介してきたサポートのおかげで、リモートワークでありながらも、順調に研修を進めることができ、部署配属後4ヶ月にわたる研修も無事終了しました。その集大成として研修の成果を社員の皆さんに発表する場を設けていただきました。成果発表会では、研修での学びをざっと紹介して、数日間で簡単なアプリを作成し、何ができるようになったのか、どのくらい成長したのかを1人15分で発表しました。

imamura3i: 性格診断アプリ + 五目並べアプリ

私は、成果発表会に向けて作るアプリを2つ用意したのですが、どちらもRailsを使わずにRubyだけで作成しました。理由は、

  1. 成果発表に対して準備できる期間が短かったこと
  2. 自力でRailsのアプリを作成できるほどの自信がなかったこと

この2つが挙げられます。正直に言うと、入社前のインターンと入社後のRuby on Rails研修だけでは、皆さんをあっと言わせるようなアプリを短時間で作る自信はありませんでした。その為、作るアプリはRailsを使わず、Rubyでも良いかメンターに相談すると、Rubyだけでも見る人をあっと言わせるアプリは作ることはできるし、プレゼンの仕方によって同じアプリでも受け取る人の印象を変えることできるとアドバイスをいただきました。プレゼンテーション研修も体験していたので、本当にその通りだと思いました。結果的に、2つの参加型のアプリ作りました。参加型のアプリを作ることで、皆さんを楽しませることできたと感じ、良い経験になりました。以下が私が作成したアプリです。

1つ目は性格診断アプリです。アプリ内の各質問と適正部署の全体フローは以下の図のとおりです。質問に答えていくと、自分の適正な部署を知ることができます。実際の発表会でも、社員の方に質問に答えて頂いて、参加型にすることで盛り上がりました。実際の画面は2つ目の黒い画面で一つ質問に答えると次の質問が出てきます。

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図5
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図6

2つ目は、五目並べアプリです。初めは完成できるか不安でしたが、5つ並べた時に勝利判定を出すロジックを考えるのが楽しく、なんとか期日に間に合わせることができました。プライベートでも別のボードゲームや全く別のアプリを作成して、どんどんコーディング技術を高めていきたいと思います。

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図7

また、私は、実業務に入るのに不安が残っていた為、研修後、本来3人揃って配属する予定を変更していただき、もう1ヶ月業務で必須であるRailsを学ぶ機会をいただきました。その際に、今回の五目並べRuby版をRailsに拡張するという課題に取り組みました。以下のそのアプリのキャプチャです。

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図8

Nishiyama-i3: Todoアプリ(Rails+Xamarin iOS)

研修の成果発表会ということなので、できれば研修で学んだことを幅広く使って何か作りたいと思い、RailsとXamarinを使って画像のような簡単なアプリを作りました。このアプリはTodoアプリになっており、RailsでAPIを作りXamarinでiOSアプリを作るという構成になっています。機能としてはTodoの新規追加、削除、更新、完了・未完了の設定など基本的な機能は実装することができました。その他にも、左にスワイプすると削除できたり、右にスワイプするとTodoの完了・未完了が設定できたり、モバイルアプリ特有のアクションも少しだけ実装することができました。

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図9

MiyazakiTakayuki: 時間の使いみち集計アプリ

私は、Railsを使って時間を計測、集計するWebアプリを作成しました。社会人になり自分が何にどのくらい時間を使っているのかということを把握するとこはとても大切なことだと思い時間を計測、集計できるものを作ろうと思いました。Railsについては研修でRailsチュートリアルを一通りやりましたが実際に自分で一から作ってみるとDBの設計やUIの設計などわからないことが多々ありました。わからないところをWebで少しずつ調べながらなんとか時間を計測して1日の作業時間の内訳を集計するという最低限の機能まで完成させることができました。

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図10

まとめ

今回は入社してからの半年間のリモートワークの中で私たち新卒3人が経験したことや感じたことを新卒目線で紹介しました。最後に本編の内容を簡潔にまとめておきます。

  • 研修で様々な課を経験できる
  • 研修プログラムが充実している
  • リモートワークにも対応した研修のサポート環境が整っている

この記事で新卒のリモートワークがどのような感じなのかが伝われば幸いです。

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