はじめに
アイキューブドシステムズでCLOMOのサーバーサイドを担当している Kakuno です。
4月になり、弊社に新入社員が入社致しました。私は新入社員のオンボーディングを担当しています。今回のブログでは、どのように新入社員を迎え入れ、チームにフィットさせるのかというオンボーディングの準備を紹介したいと思います。
なお、過去にどんなオンボーディングを行ったかはこちらの過去のブログを御覧ください
新卒でいきなりリモートワークってどんな感じなの?と気になる方へ
1. 受け入れ準備
ハードウェアとソフトウェアの用意
新入社員に必要なハードウェアとソフトウェアを用意し、業務を開始するためのインフラストラクチャを整えます。弊社のエンジニアには基本的にMacBookProを支給しています。 また業務に必要な有償エディタなども購入ができます。
リモートワークに必要な物の用意
さらに必要に応じてリモートワークに関する物品のレンタル/購入が出来ます。 4Kディスプレイ/高級チェアは会社で管理しているものがあるのでレンタルが出来ます。 それ以外の物品については申請を出してもらいAmazonビジネスアカウント経由で購入して自宅に届けています。例えば、高品質なヘッドセットマイクやWebカメラの購入ができます。 MiyazakiTakayukiさんが自宅の環境について紹介しています。
2. 教育・訓練
基本的な業務知識の提供
新入社員が担当する予定の業務に関する基本的な知識を提供します。これには、業界の規制、顧客のニーズ、および企業の戦略的目標などが含まれます。 ここは部署に限らず、全新入社員を対象として、CLOMOの基礎知識、ビジネス基礎、ロジカルシンキングなどの研修が含まれます。
開発プロセスとシステムのトレーニング
エンジニアに向けて、CLOMO Developer’s Quick Start Guideというドキュメントを用意しており、自主的に学習が出来るようにしています。 CLOMO Developer’s Quick Start Guideでは、開発プロセスなどシステム開発に関するトレーニングを提供します。このトレーニングには、gitの基礎知識、サーバーサイド開発の基礎知識、モバイル開発の基礎知識が含まれます。 ここについてはこちらの過去のブログをご覧ください。
3. チームの統合
チームビルディングイベントの開催
新入社員を受け入れるチームによるビルディングイベントを開催し、メンバー間の信頼関係を築きます。これにより、新入社員はより効果的にチームに参加できるような手伝いになります。 弊社では現在(2023年5月)週1出社を原則とし、様々なメンバーとのコミュニケーションを取っています。また業務外イベントも行っており、直近では任意参加のOUTDOORイベント(植物園ピクニック)が開催されました。
メンターシップの提供
新入社員に対して、経験豊富な社員をメンターとして割り当て、業務上のアドバイスや質問に答えるサポートを提供します。これにより、新入社員はより迅速に組織に溶け込むことができます。 1:1でメンターシップを割り当てています。毎日夕会という30分程度の相談会を用意し、ささいな疑問の解消や相談も出来るように環境を整えています。
4. パフォーマンス管理
目標の設定とフィードバック
新入社員と管理者は、新入社員の目標設定を共同で行います。そして、定期的なフィードバックを通じて、新入社員が目標に向かって進捗しているかどうかを確認し、必要に応じて業務内容を調整します。 育成計画を立てており、1年後にどのような姿であるべきかの理想の姿を見据えています。
成果評価
新入社員の成果を評価し、業績に基づいてフィードバックを提供します。これにより、新入社員は業務内容を改善するための行動を取ることができます。 四半期毎に進捗状況の確認を行い、目標に対しての達成度の確認とコメント・アドバイスをしていきます。
5. オンボーディングプログラムの改善
フィードバックの収集と分析、プログラムの改善
新入社員、メンターからのフィードバックを収集し、プログラムの改善に役立てます。フィードバックを分析し、オンボーディングプログラムを改善します。 今年は前年度のオンボーディングからの改善点として、研修終了後も希望に応じて発展的な勉強(例えばUI/UXやデザインやフロントまわりの基礎知識)のコンテンツを取り入れる予定です。
まとめ
企業が適切なオンボーディングを実施することで、新入社員は早期に生産的なメンバーとなることができます。
オンボーディングプログラムを改善するためには、フィードバックの収集と分析が重要です。新入社員、メンター、および担当者からのフィードバックを収集し、改善点を見つけ、改善することが必要です。
最後に、新入社員のオンボーディングプログラムは、企業の成功に欠かせない重要なプロセスであるため、計画と実施にあたっては、その重要性を理解し、真剣に取り組むことが求められます。