i Cubed Systems Engineering blog

株式会社アイキューブドシステムズの製品開発メンバーが、日頃のCLOMO開発の様子などを紹介します。

モバイルに配属された新卒社員の研修と仕事内容

今回はモバイルに配属となった22卒のMAKKUPOUNayano-i3がモバイル開発チームに配属されるまでの研修内容、配属後の仕事内容についてご紹介します。

iOS研修

初めまして、22卒のMAKKUPOUNです。香港出身です。アソシエイトモバイルエンジニア担当させていただいています。iOS関係の不具合とプロジェクトの業務を務めています。実はこの会社で働く前も銀行でバック・フォアオフィスの正社員として働いていましたが、プログラミングと関係ありませんでした。それに、日本に旅行したことありますが、生活したこともなく、日本語も全然上手ではなく、日本に行くことは前から不安を感じていました。幸い、弊社の方がいろいろサポートいただきました。

大学の専攻は応用数学です。情報系専攻ではないですが、大学のプロジェクトや課題にPythonを使っていました。現在担当しているモバイル作業のプログラミングと関係なかったですが、特に複雑なモデルを解析するときに、数学でプログラミングがすごく役立つと感じました。そのときに、プログラミングに興味を持ちました。これもITの仕事を探すきっかけになりました。

新卒として弊社に入り、最初の3ヶ月くらいは研修を受けていました。主にサーバーとiOSモバイルの研修でした。私はiOSモバイル側に興味持っていたので、C#とXamarinの知識を習得しながら、自分で簡単なアプリを作成しました。

最初に一番苦しいことは環境構築とアプリ開発ツールの使い方です。特にXcodeに触ったことは全然なかったので、プロジェクトをビルドするときに、エラーを解消するのにすごく時間がかかりました。エラーメッセージを読んで苦しんでいたことはありますが、エラーの内容と原因を理解し、解決方法を学びました。ネットでドキュメントを読み、自分で試しつつ、UIやFirebaseなどの利用方法を学びました。

研修の最後に自分が好きなように、簡単なアプリを作成しました。まだ簡単な構成のアプリでしたが、やりがいがあるとすごく感じました。

iOSチーム配属後

研修が終わった後に、不具合の課題に関わる仕事をずっとしていました。最初はMDM AgentとS-Browserアプリの不具合を解消していました。初めて製品のコードを触った時に、アプリのコードの構成や機能などすごく複雑だと思っていました。利用されているコードの場所さえ知らなかった状態で、不具合の原因を推測し、突き止めるように頑張りました。大変でしたが、新しい課題を解決するたびに、新しいコードの知識を学びました。コードの知識だけではなく、論理的思考も鍛えました。それに、OSバージョンにより、コードを改修しないといけないこともよくあります。プログラミングは進化し続けて、もっと学びたいと思います。

そして、他のアプリの課題やプロジェクトもやらせていただきました。XamarinとC# だけではなく、Objective-Cも勉強しながら、アプリの課題を解決しました。それぞれのアプリは構成と機能も違うし、利用されている言語も全部同じではないので、苦しんだことはありますが、いろいろ学べて嬉しいです。今Objective-Cより、Swiftを使ってる人が多いかもしれませんが、どのプログラミング言語もメリットとデメリットがあるし、お互い共通点もあるので、Objective-Cを勉強するのも同様に重要だと考えております。

Android研修

 こんにちは、製品開発運用本部 製品開発課に所属している22卒のayano-i3です。大学では幼児教育を専攻しており、開発経験はなく趣味程度でプログラミングを勉強していました。現在はMDM Agent for Androidアプリを担当しています。

研修の流れ

部署配属後新卒メンバー全員ではじめにサーバーサイド研修、iOS研修を受けた後にAndroid研修を受けました。サーバーサイドの研修内容についてはこちらの記事をご覧ください。

tech.i3-systems.com

サーバーサイド研修、iOS研修終了後、自分たちで興味を持った方を選び、配属希望面談を経て配属先が決定します。

私はAndroidに興味があったので、面談でそのことを伝えAndroid研修を受けさせてもらいました。Android研修ではAndroidアプリ開発の基礎とKotlinの勉強を行いました。Android Basics in Kotlinのコードラボを進め、分からないところがあったらその都度質問をするという流れで進めていきました。

私は研修を通して計18個のアプリを作成しました。研修の最後には自分で考えた好きなアプリを作成し、成果発表を行いました。

成果発表

研修の最後には成果発表があり、そこで全体に向けて研修で学んだことを発表します。私は簡単なルーレットアプリをAndroid研修の6日目から4日間ほどかけて作成しました。


作成にあたり、実装方法が分からないところや、こんな機能追加したいけど、実現可能なのかなど知識が足りず苦戦するところがありました。

しかし、毎日”夕会”という1日の勉強内容を共有する時間を作ってもらっていたため、分からなかったところはその場で相談し、改善のアドバイスをもらうことができました。

研修を初めてすぐに自分で考えたアプリを作成するというのは難しいことだとは思いますが、実装したい機能を先に決め、それに向けてどうしたらできるようになるのかを調べ、考える事により実践的に学ぶことができました。

また、簡単ではありますが、アプリが完成することにより達成感とアプリづくりの楽しさも感じることができました。

研修中の働き方について

弊社ではリモートワークを採用しており、研修も全てリモートで行われていました。現在は週1出社へ変更となり、新卒研修は出社とリモートのハイブリットで行われています。リモートワークについては「新卒でいきなりリモートワークってどんな感じなの?と気になる方へ」の記事をご覧ください。 tech.i3-systems.com

対面ではないので、質問がしにくそうと考える方もいるかも知れません。雑談がてら、ちょっとした質問をするのは難しいですが、私はリモートワークのほうが質問がしやすいと感じています。

対面の場合、今忙しそうだからもう少し時間を置いてから質問しに行こうとタイミングを見計らうことが多いと思います。しかし、リモートワークの場合だと自分が質問したい時にチャットを送り、受け取った相手も自分が都合のいいタイミングで返信をすることができるので、質問しやすいと感じます。チャットベースだと質問するのが難しい内容や、時間がかかりそうな場合はTeamsやGoogle Meetを使って画面共有をしながら教えてもらうこともあります。

Androidチーム配属後

Andoridチーム配属後は実務に入るための準備としてAndroid Enterprise Academyで、Android Enterpriseの基礎・専門用語を学びました。


その後、MDM Agent for Androidアプリの内部的な処理をコードを追いながらアプリについての知識を身につけ、簡単な不具合修正を行いました。

Agent for Androidアプリを初めて実際に触ってみた時は、どこにその処理がかかれてるのかを探すことも理解することも時間がかかりました。研修で行っていたコードラボは簡単なアプリの作成だったため、Agent for Androidアプリは複雑に感じ処理を追うだけでも難しかったです。

しかし、不具合修正・機能追加などの課題を通して、自分が入れた処理がアプリに反映されているのを見ると、とても嬉しく、また他の課題にも挑戦してみたいという気持ちになりました。

現在は新規プロジェクトに参加したり、不具合の修正を行ったり、お客様からのお問い合わせの調査を行っています。他のチームに比べて、Androidチームは人数が少ないですが、分からないところがあった時は先輩社員が優しくとても丁寧に教えてくださるので、開発未経験の私でも日々少しずつではありますが、知識と技術を身につけていくことができています。

まとめ

今回は、私たちがモバイル開発チームに配属前研修と配属後の仕事内容をご紹介しました。今後もモバイル開発に未経験のことを挑戦し続け、尽力し、過去の自分を超えたいと考えています。学ぶべきこともたくさんありますが、一歩一歩踏み出して、焦らずに進めていきたいと思います。

ご興味がありましたらお気軽にお問い合わせください。